戦前モデルをメインにフェンダーなどは取っ払ってとことん軽量化したボディーに最強のナイトロパワーモーターをセットした危険極まり無いマシン。
フロントエンジン・ドラッグスターと同等のポテンシャルを持ちながらもホイールベースは短いため容赦無くウィリーするわ、まっすぐ走ら無いわで、見ている方は迫力あって最高ですが運転してるドライバーにとってはこんなにリスキーな乗り物もそ〜は無いでしょ〜。
それだけにここに足を踏み入れる連中も真の反逆ロッダーばかりで最高にイカしてます!
ま〜実際にど〜考えても危険すぎる乗り物なんで70年代初頭にカテゴリーとして確立されたファニーカーにスイッチして行き70年代後半には消滅してしまいました。
しかし、ここ数年のヴィンテージドラッグの人気と共に当時の個体が次々とレストアされイベント等で実際に熱い走りを披露しております。
クルマはレストアされリフレッシュされますがドライバーは結構な年齢になってたりします。
それでもちゅうちょ無くフルスロットル。犬走りしりするマシンをねじ伏せるオヤジ達がまたカッチョ良いワケです。

パフォーマンスパーツのサプライヤーとして当時メジャーだったSUPER SHOPSスポンサーのSUPER NANOOK!
黄色と茶系のロゴ&グラフィックで統一されたSUPER SHOPSカラーのマシンは妙にカッコ良かった。
全盛期は抽選で当たるとファニーカーやお揃いでペイントされたトゥーカーのDodgeバンがもらえるのキャンペーンを行なう勢いもあったんですが10年ほど前に会社が消滅しちゃいました。

ベースモデルはアングリアやモデルT、モデルAあたりがメイン。フェンダーを取っ払ってフロントアクセルを前方に移設してもホイールベースは精々100インチ程度と短い。
小さくて激軽な車体に最強のナイトロパワーのモーターを搭載すれば、そりゃ〜速いのは間違い無いけどこんな過激な乗り物を乗りこなすにはテクニック以上に相当のガッツが必要でしょうネ!

こちらはイギリスでのカット。アングリアをはじめベースに英国Ford車が採用されるケースの多いカテゴリーと言う事もあってイギリスではアルタードが盛んだったようです。
それにしてもミニクーパーをベースにしちゃうのは凄いですな〜!ボディーはワンピースのファイバーグラス製でほぼファニーカー状態。エンジンはスラント6の様です。

アルタードで活躍したレーサーやチームの殆どが最終的にファニーカーにスイッチするケースが多かった。
当時は現在の様にビックスポンサーを受けてプロレーサーとして参戦する以上にメインのビジネスを持ちながらホビーとしてレースに参戦するいわゆるアマチュアレーサーが殆ど。
映画にもなったあの伝説のオヤジ、ジム・ダンだって本職は消防士でありレースはホビーだったわけですから、アメリカ人のホビーに対する取組み方は半端じゃ無いって事です。
で、この赤いPlymouth SAPPORO(札幌/日本ではラムダね)もガラス屋のオッサンが趣味で走らせていたマシン。

過激なアルタードから比べたらファニーカーに乗る方がスリルもリスクも低かったかも?!
左下のダスターは何とリアエンジン。エンジンがフロントにあるよりもリアの方がトラクションも得られて安全性も高かったのかも知れませんが、真っすぐ走るクルマは少なかった様です。
おまけにフロントが軽くなった分、アルタード並にウイリーしまくりだったそうです。
ファニーカーのリアエンジン化はジム・ダンも含め何人もトライしたものの結局、スタンダードにはならなかった。
これだけを見ていると何だかファニーカーの本(実際ファニーカーも結構載ってます)みたいですが、6〜70年代のクールなアルタード満載で191ページとボリュームもあり見応え充分です。
Hot Rod界における究極のエクストリーム野郎達のクールなマシンは見ているだけで充分満足できますョ。
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